ワンコと私とビートルズと

13歳で亡くなった愛犬(チワワ)の介護日記とビートルズ好きな主婦の日常…

カテゴリ:犬(チワワ) > 思い出

ペットと暮らす様になるきっかけは人それぞれ。

 

心が通じ合う様になると、前世からの縁だったのではないかと思う位、特別な存在になります。

 

 

人間界では、ソウルメイトといって、現世で出会う人達は前世でもどこかで縁があったと言われています。

 

もしかしたら、今の息子は前世では私の父親だったかもしれないし、仲の良い友人は、姉妹だったのかもしれません。

 

そう考えると、神秘的で素敵ですね。

 

でも、なぜか相性が悪い相手も前世で恨みあった同士のようです。

そういう縁は繰り返したくないですね。

 

ペットもそうなのでしょうか。

 

うちのワンコは、チワワですから、見た目は可愛く、幼くみえますが、なんのなんの、中身は、昭和のオジサン!そのものでした。(笑)

 

家族の事を、「わしが守ってやらないかん!」といつも見守ってくれました。

 

 

普段は声を出さず、とても静かなワンコでしたが、セールスがくると豹変し、玄関まで走り、吠えて撃退していました。セールスが帰ると嘘の様にまた静かに寝てしまってました。

 

お客様にはむやみに吠える事は無く、猫のように接するので人気者でした。

 

うーん、要領のよい奴だのう…特に若い女の子にはデレデレしてた様な…(笑)

 

子どもの帰宅が遅いと心配そうに待ち、帰宅すると

「コラー!どこに行ってたんじゃ!遅いから心配したぞ!」

と言ってるかのように、ワンワンと一回吠えた後、顔を見て安心したように、寝床についていました。

 

家族が病気になると心配そうに横に付き添い、見守ってくれました。

 

そして「ほら、わしをなでろ。楽になるぞ。」となでさせてくれます。不思議なことに、本当にすうっと楽になるのです。

 

オジサンだなんて失礼な!とワンコが怒ってるかも?

 

ホントは「僕をなでていいよ。楽になるよ。」と可愛く言ってくれていたかな?

 

ワンコに腫瘍がみつかった時、私達は反省しました。

 

ワンコに甘えすぎたねと。 

 

家族の苦しみ、痛みを吸い取りすぎて病気になってしまったんだと思うほど、私達はワンコに甘え、頼っていました。

 

思いました。

 

ワンコは前世で、私の父親だったのではないかと。

 

小さい身体なのに、一生懸命家族の事を心配してくれる理想の父親そのものでした。

 

 

心の通じるペットには、一流のカウンセラーも敵わない素晴らしい不思議な力があると思えてなりません。

ワンコと仲良しだったA子ちゃんは、ママのお腹にいる時からワンコとご縁がありました。

 

A子ちゃんのママはワンコを迎えることを勧めてくれた人です。

 

ワンコをうちに迎えてから2年後、A子ちゃんがママのお腹に宿りました。

 

A子ちゃんママに会うたび大きくなるお腹を見ても、ワンコは驚くこともなく、何もかもわかっているようでした。 

 

ある日、A子ちゃんママが我が家に来ていた時、お腹が少し痛くなったことがありました。

 

少し休むと良くなったのですが、休んでいる間、ワンコはママのお腹の前に座って、まるでお腹の赤ちゃんを敵から守っている様でした。いや、守っていました。

 

 

誰も教えていないのに、お腹に赤ちゃんかいる事を理解し、ワンコなりに無事に産まれる事を願っている事が伝わりました。

 

 

A子ちゃんが産まれた後も、いつもワンコはA子ちゃんを見守る立派なボディガードでした。

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まるで自分の子どもか孫を見ているような…本当に頼もしいお父さんのようでした。

ワンコに見守られながら、A子ちゃんはすくすくと成長していきました。

 

しかし、ワンコも動物。

 

野生の部分を見せる時が一度だけありました。

 

 

3歳のA子ちゃんが、皆と一緒に小さいおはぎを食べようと、おはぎを手にとった時でした。

 

A子ちゃんが「きゃーっ!だめーっ!」と叫んだので、皆がびっくりしてA子ちゃんを見ました。

 

すると、ワンコがおはぎを奪い取り、口にくわえていたのです。

 

コラッと怒って、取り返そうとしましたが、くわえてはなさないワンコ。

 

無理やり口から出そうとしましたが、凄い顔つきでうなり、半分食べられてしまいました。

 

ワンコは、小豆が好きで、アンコの匂いがするとすぐ寄ってきていました。

 

ワンコが介護状態になった時、小豆の砂糖なしアンコは食べていましたし、薬もアンコに包んで食べさせました。小豆は犬には良い食品だそうです。

 

ワンコは人の食べ物を奪うなんてことは絶対しない犬だったのですが、A子ちゃんを自分より格下に思っていて、この子なら大丈夫と思ったのでしょう。

 

こんな悪さをしたのは、この一度だけでした。

 

最初は同じ位の大きさだったA子ちゃんも、今は10歳。

 

ワンコより、ずっとずっと大きくなりました。11175e6d.jpg

 

 

 

 

 

       


A子ちゃんが生れる前からA子ちゃんの成長を見守ってきたワンコは、父親の様な気持ちでいたと思います。

 

 

A子ちゃんが遊びにくるたびに、喜んでピョンピョンと飛び、前足でタッチして歓迎していました。

 

 

A子ちゃんが、音読をすると、前に来て座り、聞いてあげ、ままごとをすればお客さんの役をしてあげて、昼寝をすれば横にくっついて一緒に寝ていました。388fe1c5.jpg

 

 

ワンコより身体が大きくなったA子ちゃんは、逆にワンコを自分の弟みたいに思うようになり、話しかける時も、赤ちゃんに話すような態度になりました。

ワンコはそれに対して、つきあってあげているようでした。

 

 

A子ちゃんが、「よしよし、抱っこしましょうね」と言って、ワンコを抱っこしようとすると、さすがにワンコは子供に抱っこされるのは怖いみたいで、「ウルル…」とうなり、抵抗していました。

 

どうしても抱っこしたいときは、私が抱っこしてからA子ちゃんに渡して、そばについていました。

 

A子ちゃんが、しつこく抱っこしようとする時は、「さすがにオジサンもキレルよ!」と怒って怖い顔をしていました。

 

赤ちゃん扱いされる時も、しかたなく相手をしてあげている感じでした(笑)

 

でも、耳掃除をしてもらうのは大好きで、A子ちゃんの横にデレデレと寝そべっていました。

 

 

ワンコがいよいよ弱ってきた頃、A子ちゃんには「今のうちにいっぱいお話してね」と伝え、A子ちゃんは悲しみをこらえながら、会うたびにワンコに沢山 話しかけていました。

 

 

こんなこともありました。

 

地震の起きる2週間前の春休み、A子ちゃんが遊びに来ました。ワンコは薬の副作用で弱っていた時でした。

 

A子ちゃんは、ワンコに「表彰状」を作り、ワンコに向けて読み上げてくれました。

 

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   ワンコは寝たままじっと聞いていました。その顔はにこやかでした。

 

 

それからワンコは復活し、地震を乗り越え、7か月後に亡くなるまで頑張ってくれたのです。

しばらくは上の息子と一日中息子の部屋で過ごす時もあったワンコでしたが、息子の部屋を変えた途端、一緒に寝ようとはしなくなりました。

 

 

それまでの部屋がお気に入りだったようで、息子が新しい部屋に連れていっても、すぐに前の部屋に行って、チョコンと座っていました。

「なんで部屋をかえたの?ここが良かったのに」と思っていたに違いありません。

 

忠犬ハチ公ではないですが、大好きだった場所に戻ってしまうワンコが、ちょっぴり可哀想に思えました。

 

それ以来、ワンコは、私と同じ部屋で寝るようになりました。

 

毎晩、ワンコは、先に下の息子が寝付くまで息子のそばにいて、寝たのを確認してから私のところへ来て寝ていました。

 

誰かが教えたわけでもないのに、ワンコは、自分より格下と思っている下の息子を弟か我が子の様に思っていて、寝るまで見守る姿は頼もしかったです。

 

 

上の息子が自立して、家を出ると、ワンコは益々、我が家の為に頑張ろうと思ったように感じます。このあたりから、顔つきも変化してきた気がします。 ce269fad.jpg


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