ワンコと私とビートルズと

13歳で亡くなった愛犬(チワワ)の介護日記とビートルズ好きな主婦の日常…

カテゴリ:犬(チワワ) > ペットロス

埋葬してから2日目です。

 

翌日は、何をしてもどこにいても、そこにワンコがいた事ばかりを思い出してしまい、寂しさが襲って辛かったです。

 

子ども達もワンコの事ばかりを考えて、涙がでそうになったと言っていました。

 

13年間、空気の様に、当たり前にずっと一緒にいたのですから、突然いなくなると、身体の一部を失ったような、虚しさが襲うのは無理もないと思います。

 

これがペットロスなのですね。

 

私は、家で一緒にいる時間が多かったし、一緒に寝ていたし、最後の世話も生きがいになっていたので、それが突然終わった事が受け入れられず、毎日が別世界にいるようです。

急にやることが無くなった様な、仕事を奪われた様な気分です。

 

家にいるのが辛い時もあるけれど、ワンコの思い出も感じたいので、外にいるより、家でワンコを感じていたいです。

 

写真に向かって話しかけたり、懐かしい写真や動画を見てると、心が落ち着いてくるのです。

 

 

ワンコの臭いが全くしなくなったのも寂しいと家族が呟きます。

 

使っていた毛布やベッドなど、洗ったのですが、洗う前に臭いを感じてから洗濯をしました。

 

ワンコが寝ていた場所に、一番長く使っていたベッドとワンコが大好きだったぬいぐるみを置いてみました。

 

ワンコの魂がもしかしたらまだ家にいるかもしれない。ここにいつでも休めるようにと。

 

それだけで、すっと楽になりました。家族も同じ気持ちで、好評でした。3691955d.jpg

 


相変わらず「目覚めればいつも4時」です。

 

横にワンコを寝かし、気配で4時に起きてワンコと会話し、世話していたのが切なくもあり、とても貴重な幸せな時間だったと思えます。

 

今、朝の4時は、まだ外は真っ暗ですが、お墓に線香をさして朝の挨拶をします。

 

その後、部屋のワンコのコーナーのお花の水とご飯を換え、線香をあげて、「おはよう」と声をかけます。

 

1日1日と少しずつ辛さが和らいでいく感じです。ac06c020.jpg

 

ワンコがいない生活に慣れていく事が、ペットロスの一番の薬になる感じがします。

 

先日、「ワンコが来る前の13年前の自分に戻りたくない」と書きましたが、気持ちが落ち着くにつれてこう思える様になりました。

 

 

「13年前の自分に戻るはずがないし、戻ってはいけない。だって、命をかけてワンコが13年かけてここまで私や家族を守り、支えてくれたのだから。それを無にしてはいけない。」

 

 

育てたのは私ではなく、私が育ててもらったのです。

 

 

ペットと家族同然に過ごした人でないとわからないことですよね。

  まだワンコの回復を期待していた時、それまでの涙成分ではなく、治療用目薬を注文していました。キャンセルが間に合わず、今日届きました。遅すぎます。    

                                        

 

効果は無くても、何かしてあげたい、後悔したくないと思い、注文した物でした。1滴でもよいからさしてあげたかった。

 

痛いだろうに、全く表にださず、いつもすやすや寝てくれたのが、救いでした。

 

 

もうだめかもしれない…と覚悟していたけれど、いざ本当に亡くなってしまうと、覚悟なんて何の意味もないような気がしました。

 

覚悟した時の想像の悲しさと、真実の死を目の当たりにする悲しさとは、全然違うものでした。

 

 

これが、自分の子どもだったら…自分はどうなるのだろう。恐怖です。

 

家族には、外出時に毎日言っています。

 

「とにかく、気をつけて。無事でいて。」と。

 

勿論、自分自身も気をつけています。

 

 

命は尊い、はかない、いつかは誰でも死ぬし、必ず別れはくる。

 

わかっていても、別れは悲しい。だから、命を大事にしよう。大切な人を悲しませない為に。

 

ペットを飼うと、彼らの命をもって大事なことを教えてもらえますね。

 

よく、動物の霊は下等な物と言われますが、逆に純粋である為に、高貴な物もあると思います。

 

犯罪を犯したり、人を裏切り傷つけて平気なろくでもない人間より、ずっと動物の方が人を幸せにする力があるのではないでしょうか。

 

目薬は、ワンコと私をつなぐ最後の形見、また思い出してしまいました。

ワンコのお墓は、金木犀の木の下に作ったのですが、埋葬した日は満開でした。

 

8日たちましたが、2本ある木の1本は、すでに花が散りました。

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お墓の真上にあるもう1本の金木犀はまだ花が沢山ついています。

 

まるで、足元で眠っているワンコを、お花と香りで飾り、いつまでも偲んでくれているようです。

 

親しい人や可愛がったペットを失った人は、しばらくの間幻覚、幻聴、不思議な体験をすると聞きます。

 

東日本大震災の時も、亡くなった人が目の前に現れたり、不思議な体験を多くの人が見聞きしているとのことでした。

 

 

人の気持ちからくる脳の錯覚と言えばそれまでですが、絶対にそうだという証明はできません。

 

私はまだワンコが夢にもでてこないし、幻覚も見ないでいます。

 

窓のちょっとした音が、ワンコがカリカリしているように聞こえた事はありました。

 

幻覚でもいいから会いたいのですが…まだ会えません。

 

たかが人間です。何もかも解明しているとは限りません。人間は地球で一番偉いわけでも、強いわけでも、正しい訳ではありません。幻覚かどうかなんてわかりません。霊的な事は何が真実なのかわかりません。

 

 

戦争や権力争い、親が子を殺す、子が子を殺す、国民より我が権威と金、人間が一番愚かなのかもしれません。

 

ワンコを見ていると、人間よりよっぽど魂は純粋で忠実で、家族に対する愛情深さを感じました。

 

いつか、夢の中でもいいから会いたいな。 

 

 

 


最近は「ペットロス」という言葉が浸透してきました。

 

可愛がっていたペットを失った悲しみによる気分の落ち込みや様々な身体の不調を、以前よりは、理解してもらえる時代になってきました。

 

ですが、「たかがペットが死んだ位で。」「所詮動物だろう。すぐに忘れるよ。」などど思う人の方がまだまだ多数だと思います。

 

 

動物嫌い、ペットを飼ったことがない人、飼っていても愛着がなく、人まかせだった人…そのような人もいる訳で、人の自由ですから非難はできません。動物虐待、無責任に飼う人は論外ですが。

 

 

体験をして初めて理解できることですから、分かって欲しいと言う方が無理ですよね。

 

 

私も、子どもの時に、猫を飼っていたことがありましたが、引っ越しで連れていけず、近所の人にあげたりして、最後まで面倒をみた経験はありませんでした。犬を飼ったのも今回が初めてでした。

 

なので、ペットロスというものを、今回初めて体験しました。

 

 

子犬から育て、寿命を全うさせ、埋葬までやりつくしたのも初めてでした。

 

飼い主の責任は果たしたぞという達成感みたいなものはあり、悔いはありません。

 

それは、ワンコのおかげだと思います。突然のお別れなら、悔いだらけで、なかなか立ち直れなかったかもしれません。ワンコが、私が後で後悔しないように、最後の別れまでちゃんと考えてくれた気がします。

 

それでも、亡くなった後の、欠落感、空虚な感じは強烈でした。これが、ペットロスというものかと、体験しないと絶対わからないものだと確信しました。

 

 

ずっと存在していたものがいなくなるのが一番辛い、そしてその傷をえぐるのが、日常生活のルーティンが崩れることなのです。

 

家族の一人がいなくなった寂しさと、その家族がいたことで、行っていた長年の自分の行動、考えがある日突然必要なくなることのショックが、一番胸にぐっと突き刺さります。

 

 

亡くなったのが、人間の親族なら周りの方々はとても配慮して下さいます。ペットも親族と変わらないのですが、その悲しみは他人には理解してもらえません。

 

日常生活のルーティン、つまりその何気ない幸せを突然失った悲しみの深さは、なかなか人には想像できないと思います。

 

生活をしていく中で、あれもこれもと無意識にしてきた自分の行動を通して、「あ、もういないんだ。」「もうこれは必要ないんだ」

など、嫌でも別れの現実を突きつけられてしまうのです。

 

その時の喪失感は言葉にできないでしょう。無気力になり、人にも会いたくないでしょうし仕事も手に着かないことでしょう。

                

 

 

悲しみを乗り越えるには、時間という薬が一番効きそうです。新しい生活に慣れるしかない。 

 

 

私は、今でも、外出すると、「ワンコが待ってるから早く帰らなくちゃ」とか、「ワンコ大丈夫かな」とかふっと思う時があり、「あ、もういないんだ。心配しなくてよくなったんだ」と何回も現実をかみしめる事の連続です。

 

家にいても、ついワンコがいるつもりで行動していて、同じように、現実をかみしめ、少しずついない生活に戻していこうと思っています。今までの生活を忘れたくはないですが…。

 

 

 

 

 

         

 

 

 

 


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