うちのワンコは猫が大好きでした。

庭が猫の通り道になっていたので、猫が通るたびに走り寄って「ねえねえ、遊ぼうよ!」と言わんばかりに「クウン、クウン」と話しかけていました。

でも残念ながら猫たちは、「シャーッ」と牙をむくか、無視して行ってしまい、ワンコはふられてばかりでした。


ある日、子猫が庭に入ってきました。顔には傷がありました。

迷子だろうと思って、親猫が探しにくるのを待ちました。
子猫は、庭が気にいったのか、帰ろうとしません。勝手に家にいれるわけにもいかず、段ボールに入れてあげ、おやつと水をあげました。


それを、うちのワンコは嬉しそうに見ていて、子猫と遊びたくてたまらず、そーっと寄っていきます。
顔をなめてあげようとすると、子猫は抵抗します。

でも、諦めず、ずっと猫を愛おしそうに見ていました。
ワンコを家に入れても、外に出してと催促し、庭の箱の中の子猫をのぞきにいくのです。


しだいに、猫がワンコに慣れてきて、仲良くなれそうだなと思った翌日、子猫はどこかへ帰ってしまいました。

空っぽの段ボールを見て、私もワンコも少しがっかりしました。

もし、そのまま帰らなくなったら、この子猫は我が家に住み着いたかもしれません。
この動画の様に、ワンコは猫の親代わりになり、「一緒に育ててあげて!」と我々を説得していたかもしれません。

でも、親猫の所に帰った方が絶対幸せだもんね。良かったです。


今思い出したのですが、その子猫は黒猫でした。もしかしたら、ワンコが亡くなる前に突然家の中に入ってきて、なかなか帰ろうとしなかったあの黒猫だったのかもしれない、と今ふと感じました。

黒猫ちゃん、有難う。